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科学的アプローチで、
農業の新たな可能性を
追求する
AGRI SMILE
Biotechnologies
農業生産量の拡大へと活かす「バイオスティミュラント」をはじめ、
植物本来の能力最大化を追求することで、農業の可能性を広げるR&D事業。
栽培のサポートのみならず、フードロス問題の解決や脱炭素社会の実現にもメスを入れ、農業を通じて環境保全のイノベーションにも挑む。
Technologies
AGRI SMILEの
バイオテクノロジー
バイオスティミュラント分野では、主要技術の特許出願を完了。
業界唯一の評価指標や新資材の創出に応用可能なライブラリ等を保有しており、パートナーとの共同研究の拡大を進めています。
バイオスティミュラントの評価にあたり、均一化処理による高精度かつ再現性の高い「スクリーニング方法論(特許登録済)」を保有しています。これにより、資材開発の期間を大幅に削減できます。生育試験だけでなく、成分濃度・成分配合の最適化、新規素材の探索など、資材化に向けた基礎データをご提供できます。
バイオスティミュラントの有効度を測れる「評価指標(特許登録済)」を保有しています。表現型・遺伝子発現・元素吸収・代謝物等を解析することで、作用機序を解明し、資材に期待される効果を調査します。
素材群 (特許7442894)
評価指標を用いて、有効と判断したバイオスティミュラント素材をライブラリーとして保有しています。ライブラリーを活用することで、産地課題解決に適した資材開発や既存資材の改良を提案します。
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Science-Based Data
科学的根拠に基づく
データ解析
AGRI SMILEでは、バイオスティミュラントの有効性や
作用メカニズムを評価し、栽培現場での課題を解決するため、
各種分析技術を組み合わせて研究活動に取り組んでいます。
植物体に対しては表現型の確認に加えて、遺伝子発現解析や
元素分析、植物ホルモン分析、代謝物分析等により、植物体内に
おける生命現象の可視化を試みています。
また土壌と植物、微生物と植物など、植物のライフサイクルに
関連する要素を把握することも重要と捉えており、土壌分析に加えて土壌菌叢解析や各種微生物の培養試験等にも取り組んでいます。
これらの分析データと、環境や栽培暦など栽培現場にある様々な
データを組み合わせて研究を進めています。
- ・植物元素分析
- ・遺伝子発現解析
- ・植物ホルモン分析
- ・植物元素分析
- ・遺伝子発現解析
- ・植物ホルモン分析
- ・土壌菌叢解析
- ・培養試験
- ・その他各種分析
Development
国内初、食品残渣から
バイオスティミュラント
資材を開発
アミノ酸・海藻・食品残渣・植物資源など、
様々な素材からの開発可能性を持つ
バイオスティミラント資材ですが、AGRI SMILEは2022年に
国内で初めて、廃棄された赤パプリカ(食品残渣)を
原料とした資材開発に成功しました。
Point 01 根張りの重量が約2割増加
赤パプリカ残渣バイオスティミュラントの使用により、
根張りおよび根の重量の有意な向上を確認することができました。
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Point 02 熱ストレス耐性遺伝子栄養素であるイオンの輸送に関連する遺伝子の発現量が大幅に向上
遺伝子発現解析の結果、熱ストレス耐性に関係する遺伝子で40倍以上、
元素吸収に関する遺伝子で4倍以上、発現量が増加している遺伝子が
あることを確認しました。
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Problem Solution
産地課題への対応
地球温暖化による高温化、乾燥などの気候変動による影響や、
化学肥料の使用による土壌の衰え、病害被害など、産地は個別の課題を
抱えています。私たちAGRI SMILEは、産地が抱えるそれぞれの課題の
要因を特定し、解決策をご提案。
バイオスティミュラント資材を活用し、産地の課題に有効的な対応を
示した事例として、土壌状態の改善、病害対策の事例をご紹介します。
土壌の可視化による栽培技術改善
同一産地内における篤農家と新規就農者の間で、
収量・品質・病気の発生状況の差が生じていました。
就農者ごとの技術の可視化を目的として、栽培暦や
施肥設計、各種分析を実施しました。
- 生産者ヒアリング
- 栽培暦/収量/品質データ収集
- 土壌分析(土壌菌叢解析含む)
土壌菌叢解析により、病気が発生して収量を落としている就農者の圃場では、篤農家に比べて有用菌の存在比率が比較的低い傾向にあり、土壌環境と菌叢の関連が示唆されました。そこで、土壌還元による菌叢の改善と、植物体のストレス耐性向上を狙ったバイオスティミュラント資材の活用を提案しました。
新たな栽培方法の確立支援
ある産地において、特定の季節・エリアにおいて生理障害や病気の発生が続いており、農薬による対応も難しい状態でした。苗づくりと圃場管理の観点から改善策を検討し、
新たな栽培管理方法に向けた取り組みを進めました。
- 生理障害/病気発生タイミング調査
- 使用資材、量、タイミングの調査、検討試験
- 土壌分析
- 施肥設計
時期によって苗の形態が異なっており、育苗期後半や定植後での課題発生につながっている可能性が示されたため、育苗期における管理方法の見直しを実施。
生育初期の徒長を抑え、地上部を強固にする苗を作る目的でバイオスティミュラントを提案し、濃度・タイミングを調整することによって苗質改善の可能性が示されました。定植後の圃場におけるバイオスティミュラントの活用方法についてもご提案し、最終収穫物における効果を確認しました。